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大好きなお花の事、猫の事、世の中の事、 本音をつぶやくブログです。
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10月31日に日比谷野外音楽堂に障害者自立支援法に反対するフォーラムが開催され、約1万5千人の人が集まった。どうしても行きたかったが、予定がつかず断念したのだけれど、以前同じ日比谷野外音楽堂で同じ趣旨で行われたものと大きく違う点が一つある。

前回では法の中味も知らず、ただシュプレヒコールを上げる新人自民党員がいて、そこに行ったうちの息子は携帯電話で自民党議員が誰でもいいから早く人数を集めろという会話も聞いた。
けっ!結局は何も出来ないただの選挙の為の名前を売ろうとする汚い根性だ。
お前らの党が名前ばかりの民主主義という権力を使い強制採決したんじゃないか。
何が「みんな、頑張るぞー!」だと?何が問題なのか一つでも言ってみろ!!何人自殺したのか知っているのか?何人働く場を失い家族の負担が増えたのか知っているのか?この「自立支援」という言葉を聞いただけではらわたが煮えくり返る。どこが支援してるっていうの?

今回はデモ行進、シンポジウムと中味も濃い内容になり、厚生労働省に要請書も提出された。自民党員は一人もいなかったそうである。ほーーらね。
この内容は新聞でも各ニュースでも取り上げられたが、その前日に読売新聞に各企業の知的障害者の雇用促進しますという内容の求人広告が出た。内容を読んで、ダウン症、自閉症、他知的障害の中度までの方を雇用します。「中度まで」ほーーらね。そんなもんよ。実際は中度だって怪しいもんだ。でなきゃ雇用率1%代という数字なわけがない。

だから皆は働く場を求めて作業所や授産所、施設に求める。時給10円でもかまわない。大人になって皆がそうしているように働く喜びを感じたいのだ。でも、この法律は働く為にお金を払わなければいけない。
しかも、生計を共にする中の高額所得者という規定。成人しても親の収入で換算され、もし親がいない場合は兄弟にいく、そして兄弟がいない場合はどうなるんだろう・・・本当に親類の善意により生活を共にさせてもらっても月に数万円まるで学費のように払い続けることを義務付けさせられ、どこまで面倒を見て貰えるのだろうか?この所得計算も大変大雑把であって、年収80万円の生計者でも最低月に1万5千円支払わなければいけない。それは食費や光熱費を抜きにである。

国家予算で250億円あればこの法律は撤廃できると言われているが、アメリカ基地の移動予算の90分の1・・・言い出せばキリが無いけど、今までの天下りや汚職。何もかも慣れている億という言葉が無駄に使われ、小泉政権が作った勝ち組負け組みの一番典型的な社会の弱者の弱い物虐めの何物でもない、そう言った筑紫哲也さんのコメントが忘れられない。

色んなプラカードが目に入った。重複障害者の「ふつうにいきたい」その文字が胸にジーンと来た。でも今の日本は障害者は普通に生かしてくれないのだ。

好きで障害者になったんじゃない。
普通に生かせてあげたい・・・心からそう願う。



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ご無沙汰してます(笑)
こんにちは。 久しぶりのカキコです。 ・・・別に自粛していた訳ではないんですけど(笑)。

私は、会社勤めで役にもたたない肩書きをもつ身として、自分の職場にmental retardation(日本で謂う知的障害)の方が社員としていらっしゃったら、やっぱり困ると思う・・・のが本音です。
まあ、この職場は単純労働でなく、時々刻々変化する状況に瞬時に即応していくことが必要だから・・・。 そのためには、仕事におけるコミュニケーション能力は最重要項目のひとつでもある。


昨日(11日)の午前中、特に見てもいないのに点けていたTVで、福井のクリーニング店で働く障害者の方々にスポットを当てた番組をやっていた。
ナガラ見なので詳細までは語れないが、そこでは「無理せずできることをやればいい」「できないことは、他の人がやればいい」という方針だそうだ。 それで、障害を持つ人もうまく仕事が廻っているらしい。
「無理せず」が必要となると、やはり、利益(利潤)追求の企業、株式会社では障害のある方が働くことは大変難しいことだ。

そんな状況が分かるからこそ「知的障害者の雇用促進」の求人と言われても、どこまで「一緒に仕事をしていこう」としているのか、その企業の考えというか理念というのが見えない。 単に「障害者の方の雇用も(法律で雇えと書いてるからしかたなく)考えてますよ」と謂ったポーズにしか見えない。
また、「中程度」とは具体的にどのような状態の障害までを謂うのだろうか? 身内に障害者がいない、シロウト(変な言い方だが)の私には分からない・・・。 仮に、映画レインマンでD.ホフマンが演じたレイモンド氏はこの求人で謂う「中程度」に該当するのだろうか・・・。

いずれにしても、障害を持つ方の「職業を選択する自由」を擁護するためにも社会全体が、また私を含めたひとり一人が真剣になって考えねばならないことと思う。


企業のリエキツイキュウ・・・。 それよりももうひとつの「利益」つまり「リヤク」も会社経営者はこれからもっと真剣に考える必要があるのではないか(もちろん一般サラリーマンなども)。 「リヤク」すなわち「ご利益」は本来宗教上の言葉で『人々を救済しようとする仏神の慈悲や、人々の善行・祈念が原因となって生ずる、宗教的あるいは世俗的なさまざまの恩恵や幸福。利生(Web辞書)』であるが、神や仏ではなく我々ヒトとして、社会への「リヤク」=「恩恵、幸福、利生」を考えるのが大切なのだと思う。


追伸:・・・久しぶりだからか・・・これまでよりも更にながーいコメントになってしまってゴメンナサイ。 m(_ _)m
高原です。 2006/11/12(Sun)18:07:21 編集
そうですね。
ウチも吹けば飛ぶような自営業ですが障害者の方には無理な仕事です。
その「無理」っていう壁を乗り越えるのにジョブコーチというシステムがあります。仕事補佐やその人についてスムーズに会社や仕事に馴染めるよう専門スタッフが一緒に通勤し、手を貸す所や見守る所などを考えながらするようですが、それもまだまだ普及していないし、それができるのもコミニュケーションがある程度は取れる人でないと厳しい現状です。

結局、企業は障害者雇用法という法律が出来ても一人頭5万円を支払えば免除されるのでそうしている企業がほとんどですし、それを管轄している所も厚生労働省の天下りの社員ですから根っこから腐ってますね。

「ふつうにいきる」そのためには、生きるお金が必要であり、障害年金を根こそぎ取るこの法律があとは自分で地域で働けと放り出す中味であり、到底我慢のならないものです。
だったら時給10円の中から皆さんと一緒のように所得税を取って欲しい。
障害者だからお金を払えと言っているのはどう考えても美しくない日本であり、こんなこと世界では恥ずかしい現実だと思っています。
障害者ばかりでなく、今老人介護にも余波が広がり、病院の送迎などを撤退する企業が増えています。
父の週3回の透析の送り迎えも骨を痛めた母の負担になっています。
それも法律がからんでいるとか・・・
福祉全体、厚生労働省への基本姿勢が全くなってないので、これこそ弱者虐めの典型だと思います。
KAZU 2006/11/12(Sun)18:47:08 編集
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