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私の親戚には警察関係も多いのだけど、一番怖かった叔父さんは元警視庁の暴力団関係、他の課にいた時は風俗店の取り締まりなどをしていて、見た目どっちがやくざさんかわからないくらいの風貌だった。定年でその後、癌で亡くなりましたが、小さい頃悪さをすると、柱にくくりつけられたり、父親は怒鳴ったりしないタイプなんだけど、その叔父さんは怒るとその一喝が恐ろしくて、従兄弟達といたずらしてもすぐに後悔するし、怒鳴り声で窓ガラスがビビビ・・・って響くような星一徹タイプの刑事でした。
それとはだいぶ違う、地域のおまわりさん。
人間だからいつもうるさく息子など何度も自転車の防犯登録の為に呼び止められると怒ったりするけれど、私が万が一の時と思い、娘の写真を持って、この子が一人で歩いていたら、車も避けられないのでどうか保護して欲しい、こういう子がここに住んでいる事を知っていてくださいね・・・と話すと何度も家に来てくれて、自分が移動の時も全部の警官に伝えておきますのでと報告に来てくださった。
ニュースで常盤台の交番のおまわりさんが自殺願望の女性を止めようとして、電車にはねられて重体だったが亡くなって何とか助かってくれないかな・・・と思っていたから何とも言えない気持ちになった。
その宮本さんというおまわりさんは地域でも親切で沢山のお礼の書いた鶴やお花が交番に届けられ、遺族の方々の泣いている姿を見ると胸が痛くて仕方が無い。最後まで助けようと必死だったんだなぁって、人を守る仕事の責任感の強さに頭が下がると共に、それでも家族の方の気持ちを考えると言葉が無い・・・
・・・・・でも、きっと多くの人が、その女性に対して死にたいのなら迷惑をかけずに・・・って思ったと思う。電車の飛び込み自殺は多額の賠償責任が残った家族にふりかかるし、そこで急いでいる乗客の方はもちろん、電車の運転手さんも深いトラウマになるだろう。誰もが一つもいい事ないんだよって本当にそう思う。
彼女が今、病院でどんな気持ちでいるかわからないし、何で死にたかったのかもわからない。
・・・けど、自分も長く生きてきて死んでしまいたいって思った事は沢山あったからわかるのだけど、その時の思い詰めた気持ちには、こうしたら誰に迷惑がかかる、賠償金がどーのって思う余裕もないくらいの深い深い悲しみの気持ちで一杯になる。冷静にそう思えたらそんな事しないし、彼女にとってそれは言葉では言い尽くせない悲しみがあったのだろう・・・
だから、死にたきゃ一人で死ねみたいな言葉を聞くと、危険もかえりみず助けようとした宮本さんを思うと、複雑な気持ちになる。
死んだらあかん。悪い事ばかりの人生で例えそう考えたとしても、明日という日を夢見た難病の子供がいたり、そんなの自分には関係ないかもしれないけど、悲しむ人が一人でもいる限り、なんだ坂こんな坂で生きて欲しいと思う。
そして・・・・
ちょっと呆れたのが、弔問に訪れた安倍総理。「同じ日本人として誇りに思う」
(゜゜)(。。)ゥンゥン ウン、その発言はいいけれど、宮本さんをずーっとみあけさんって呼んでいた('';)
・・・・・・・・・・こんな時、名前間違えるのはちと失礼だろー(- O -;) ポカー
宮本さんのご冥福を心からお祈りいたします。