馬鹿のつけ

最近思うのは･･･自分が猫の預かりさんをしていて、あんなに勉強したのに全く頭に残ってなく動物の学校に行った事がもうちっとはいかせると思ったが本当にうろ覚えで今、また勉強しなおしている所で･･･でも、病気も何だか昔と進化したように思う。
動物の学校に通った頃は、若かりし１９歳の頃(*u_u) ｲﾔﾝ 。ドッグトレーナー、ＡＨＴ、グルーマー（トリマー）の３つの資格を取り、当事珍しいＡＨＴ発祥のアメリカの授業も受けたし、盲導犬の訓練所にも行った。グルーマーの一つとして全米のドッグショーにもついてまわり、ショーの仕組みや写真の勉強もした。

･････なのに、全然覚えていない････ｺｺﾊﾄﾞｺ? (ﾟ∇ﾟ; 三 ;ﾟ∇ﾟ) ﾜﾀｼﾊﾀﾞﾚ?
結局、２年間で動物関係の進路を決めないと行けないのだが、元々理科系の苦手な私は動物病院は無理だと思っていた。だからＡＨＴの成績は正直･･･もう単位スレスレ状態で補習ばかり(^-^；
ドッグトレーナーは就職先がまずなかった。今みたいに家庭のしつけ教室とかそんなもの無かったし、でも動物と接する事でとても役に立ったと今でも思う。

グルーマー。これは本当に毎日毎日プードルばかりやらされて、たまにポメラニアンとかヨーキーとかだとラッキー♪と思うのだけど、早く終わるので２頭やらされる。テリア系の犬は飼い主以外に慣れない子が多く、犬歯が大きい為噛まれたら縫うほどの怪我になる事を目の前で見ているのですごいプレッシャーだった。
しかも毛はすべてテリア用のナイフで下毛を抜きながらスキミングする。痛くないように･･･お犬様がお怒りにならないように皮膚を上に引っ張って毛を抜くので、スタンダード（基本形）を間違えるとあとですごいお目玉を食らう。･･･････だから結局はプードルが一番時間がかかっても、バリカンとはさみで普通のパピーカットであればそれが楽だった。バイトから帰っても毎日バリカンの掃除、はさみの手入れ、はさみは片方の刃しか動かさないで切るのでその練習を毎日やって腱鞘炎にもなった。

が、今のプードルブームでそのぷーちゃんのカットを見るとくまちゃんみたいで、私の頃と全然違うのだ。カットまで進化したのだなぁ･･･昔は顔までバリカンしたものだけど、こりゃ楽でええわ(　 ﾟ ▽ ﾟ ）と思いながらも、昔の方が可愛くないかなぁ、などと手で覚えた事は不思議と覚えているのだ。

そう･･･私は頭で覚えた事は３歩歩くと忘れるけど、手先で覚えた事は忘れないタイプ。
成績も実習以外はホントにクラスから下から数えた方が早かったお馬鹿だけど、グルーマーだけはトップだった。だから就職先もその学校の研究生にも声をかけられたのだが、私は猫にも携わりたかったし、何かもっと違うペットショップで飼われた動物たちで無いものに興味がわいていた。
今、思うときっとリトルのようなものに近いことなんだと思うけど･･･で、その学校に残る事も断り、犬の美容室も断り、自分が決めたのは犬猫の小さな編集社だった。

その頃はあんまり犬や猫の月刊誌は多くなく、あんまり面白くもなかったが、私はそんな中でもっと色んな記事や情報を伝える仕事をやってみたかったし、最初は電話番と広告の校正ばかり。貧乏な雑誌社だ。ほとんど営業に回り、広告掲載の資金集めで発行する。一年務めた所で会社が倒産。途方に暮れてる時に魔がさして結婚。すぐに長男、年子で長女。そこから地獄の育児の始まりで、頭から動物の事は抜けてしまった。

人生、めぐりめぐってまた動物にたどりつく。
今は苦手などの病気がどの消毒に一番効くかなど、苦手な理科系の本も手にして、まるでやる気の無かったＡＨＴのお勉強を少しづつやり直している。････っていうか、当事は犬ばかりで猫の授業は極端に少なく、分厚い本を片手にお花の合間に読んでは、気分転換で今度は障害者自立支援法の福祉大学の教授の指摘する問題点などを頭に入れる。

「頭から煙が出てたら、教えてね～」と言いながら、苦手な脳を刺激して、果たしてどれだけ頭に入っているか怪しいものだが、知識の意欲はいくつになっても変らない。それでもリトルのyuuさんの知識はすごい。これぞ習うより慣れろなんだなーと思う。何匹も病気の子を見ているうちに覚えていかれたのだろう。
私もそのうち習うより慣れろになるかもしれないけど、そしたらばあさんになっているかもしれないから、少しでもとお勉強･･･。難病は人間だけじゃないとふっとため息。それでも、少しでも早く発見できたら･･･そう思わずにはいられない。･････そう、案外私って、これでも真面目ッ子なのよん(笑)